せかい

何者でもない私から、何者でもないあなたに向けて

やめたひのこと

やめた。仕事を。

あっさりと。すんなりと。

自分でやめたのに、お花からなにからたくさんもらい

嬉しい言葉もたくさんもらい

なんだかなんでやめるのかわからなくなった

ひとつの場所を去った

あたらしいばしょにむかわなきゃ

前をむいていうえをむいていきるのだ

もうあれもあれもあれもあれもやらなくていいのか

あの人のあのいやーな感じを味わわなくていいのか

 

でもすこし寂しい

さびしいと思ううちにやめれてよかったな

幸せです

coldplayのライブに行って仕事やめよって思った

先日、東京ドームにてcoldplayのライブに行ってまいりました。

前座はradwimps。懐かしい、radは10年前にzeppでみた

実はずっと好き。でもradのライブの大半は中高生が占めているから、一人でライブ行く派の私にとっては少しハードルが高くてなかなか行けなかった

なので今回大好きなcoldplayの前座がradと聴いて嬉しかった。

まず定刻通りに始まってびっくりした。

なんか外国人アーティストって軽く1時間くらい遅れるって思っていたからね

 

君の名はの曲をやりつつ、前前前世はやらないところも良かった。

やってもやらなくても良かった。それは自由である

coldplayの前にライブやるなんて、すごいよな、プロだなーと思って見てた

間違えないなんてすごいなー、緊張しないのかなー、なんて思ってしまった

一番前だったから座ってみれたし、贅沢だなーと思っていた。

7曲くらいやってくれた。わいわいわちゃわちゃ見ていたradを10年経って東京ドームで座ってみててなんだか不思議な気持ちになった。

私も大人になったのか。と。

 

そしてまた定刻通りにcoldplayが始まった。客席のあるライブってどうのっていいかとか、友達はどうのってるんだろとか、私ののり方変かなとか考え出したらきりがない。みに来ているのも聴きにきているのもステージ上のアーティストであって、隣の人ではないんだよ。とか考えてしまうことが多いけど、coldplayのライブはそんなこと感じないくらいライブに集中してしまった。

それにしてもかっこよかった。花道みたいなところでくるくる回るクリスマーチンは妖精みたいだった。40歳だけど少年で妖精のようだった。

好きな曲ばっかり。charie brownが大好きで、生で聴けて倒れそうになった

あの世界はなんだったんだろう

私はどこにいたんだろう

 

そんな気持ちになった

coldplayが作る世界はすごい。

 

そして仕事をやめようと思った。

世界は綺麗だ。綺麗な世界をみるのも、つくるのも自分だ。

さようなら会社

 

大切なのは、自分が楽しいかどうかだよ

なのに、どうしてわざわざ辛い方を選ぶのか

我慢することを美しいと感じてしまうのか

その先に光はみえるのか?

なりたいものがあるのか?

 

たとえば、辛い思いをして乗り越えた先に

なりたい自分の姿があるのなら、

それはきっと我慢する価値はある

 

でも光がみえないのなら、

その我慢はただ暗闇の中で手探りをしているだけ

光がいつか見つかるかもしれないから、

そういって暗闇でもがいていて、時間だけが過ぎる

そして光を見つけられる人が一体どれだけいるのだろうか

 

人生は失敗の連続で、間違いもあるからこそ、

気づいたら立ち止まって、方向転換してもいいのに

 

誰かにいいよ、会社やめていいよ。やめなよ。って言われるまで、

自分で自分のことを許してあげられない、そんな人が多いんじゃないでしょうか

 

やめていいよ、あなたも 私も

 

 

はじめて転職エージェントと面談した話

はいはい

ムスコがクレイジーな親子経営企業から抜け出したい私は満を持して転職エージェントと面談してきました。

入社して2年、転職サイトに登録して2年。登録だけして満足し、たまに求人情報をみては「年間休日数すくねー」と思って一歩も踏み出していなかった私。

やりたいこともない、でもいまの環境は苦痛である。

エージェントなら私にぴったりの企業とか、のってない優良企業とか、ほいほいもってきてくれるんじゃない?と安易な気持ちで面談日設定。

面談のことなどすっかり忘れて気づけば前日。

うう、面倒くさい。

会社終わったら帰りたい。

でももう今日行かないと結局私はこの会社でしぬと思い、電車に揺られてエージェントのもとへ。

 

オフィスビルの高層階。入り口を抜けたら個別ルームがびっしり。

時計は8時。若めの男性担当者登場。

お兄さんも大変すね、こんな時間から私の相手して。という気持ちになる。

とりあえず、転職の流れを聞く。

転職は内定もらってから入社します!と宣言するまで3日くらいしかないのでいろんな企業を同時進行すべきですよ〜

だいたい内定をもらうまで平均3ヶ月くらいかかりますよ〜

面談時間は大抵昼なので、会社休むか営業行くふりして抜け出さないと厳しいですよ〜みんなそうしてますよ〜そのくらい気合がないと無理ですよ〜

 

・・・・・・・・・

 

😇

 

企業の事情もあるだろうけど、夜とかにやってくれよ〜でも夜になると人事部は夜残らないといけないのか。はースカイプでいいんじゃないすか?なんか転職ってめんどくさいっすね。となりつつ、このままではスタートラインにすらたてないので自分を奮い立たせる。とりあえずきっと行きたい会社がみつかったら勇気を出して昼抜け出せるはずですと宣言。

 

そのまま何をした時にやりがいを感じますか?困難を乗り越えた経験は?

等々自己分析開始。就活で逃げてきた自己分析。3年たっても何もみえない自己分析。

思えば私は困難を乗り越えたことも、何かを達成したこともない。

やりたいこともない。興味のあることはたくさんあるし、好きなものもたくさんある。

映画大好き!音楽がなきゃ死ぬ!でもそれは仕事に活かせますか?

自分に何もできないこと、いまの仕事が特に活かせないこと。

見えてくる悲しい現実。見えてこない未来。

 

とりあえず上司の悪口をいって面談終了。

いくつか企業情報送りますね。で終了。

 

はあGoogleに就職したいよ。何もできないけど。

2年間親族経営の中小企業に勤めておもうこと

どうもどうも

新卒で就職してから早2年、いよいよ本気で退職を検討しています。

自分の考えを整理するためにもここに書いていこう

まず会社のいいところ

・家賃補助により家賃かからない

これは東京で働くうえでかなり魅力的な条件。半額ではなく全額負担してもらえる。

・だいたい遅くとも19時には帰れる

終電まで〜とかは経験したことない。

・残業代は30分単位だけどでる

18:59にタイムカード切ったら18:30までと見なされるけどね

・本社が田舎にあるので穏やかなひとがおおい

本社周辺からきた社員が多数を占めるので、みんな穏やか。正直あったことない人が多いけど。

以上

 

悪いところ

・くそ親子経営

中小企業あるあるだと思うけど、親族経営。はい。

 

ムスコは頭も悪く仕事ができない30代前半。でも役員です。

感情的にすぐ切れる、机をバンバン叩きながら怒鳴りちらすタイプ

しかしその怒りの大半が早とちりで、短期的思考。

・くそムスコに逆らえない役員たち

平均年齢は40代のおっさんばかりの会社。しかしみんなこのムスコに逆らえず

総じてヘコヘコしてる。40代以上だともう結婚して子供もいるし、中小企業だから転職もそうそうできなそうだし、ヘコヘコするしかないよね。みてて辛いです。まだ入社して10年くらいの年下の社長のムスコ・頭悪くてデブ、に媚び諂わないと生き残っていけない。それが親子経営。ヘコヘコとムスコの机バンバンコラボが毎日のようにみられる。社長は結局ムスコが可愛いので何もしない。結果ムスコの独壇場。

・ムスコの八つ当たり

ムスコは役員なので自由に出勤・退勤している。そのせいで自分の仕事が回らず、部下たちにその八つ当たりをし、挙げ句の果てに部下のせいにする。そして業務が回らず、みんなが困る。

 

などなど。

ムスコが私の退職したい理由の9割をしめる。

 

以下残り1割

・みえている未来を回避したい

いずれムスコが社長になることは確実。そんな環境で働き続けて自分は一体何になりたいというのか。もちろんムスコの側近にもなりたくないし、ムスコと関わりたくないから役職にもつきたくないし、何よりあいつが社長になった企業の養分になどなりたくない。月の給料のために働いてるし、いまだけ労働って感じ。虚無感。なんでこんなとこ就職したんだろ。そーだそーだ。家賃かからないから魅力的に思ってしまったんだ。他の大企業からはことごとく祈られてしまったし。やりたいことなんてなくて、なんとなく優しくされて入社してしまったのだ。実際ムスコ以外はいい人ばかり。でもそれだけじゃないんだよな。目の前だけをみてはいけなかった。親子企業だってことに気づいてここまでの展開くらい予想しておくべきだった。つまりやめたい。ムスコから離れたい。短い人生を暗い蛍光灯の下で、ムスコと同じ屋根の下で無駄にしたくない。つまりやめたい。いますぐ。

でも会社を退職してまた内定をもらえる自信なんて何もない。いまの会社ではオールラウンダーのように働かされ、社内ではある程度の評価をもらったけど結局無名の中小企業。3年前の就活で祈られまくったトラウマ。転職の仕方もよくわからない。やりたい仕事も特にない。

退職をしたら、友達に何て言われるんだろ。

転職して、もっと最悪な環境に入ったらどうしたらいいんだろ。

いまだけ楽んで、いっそ早く死にたいよ

老後とか無理だよ。

夢もないよ

何もかもめんどくさいよ

 

 

というのがいま2年働いてみての感想。

 

だけどこのままじゃ、また一年くらいだらだら働いて、不満に見合わない安い賃金をうけとり、行動することもなく20代を終える未来がみえてしまう。

 

本当に嫌なら、自分で変えないといけない。

誰も救いあげてくれないし。

人生は短いし、新しい世界に飛び込めるチャンスも若い方が多いに決まってる

だから面倒だけど、怖いけど、だけどいまの現状が続くよりも、

まだ見ぬ未来に期待して、勇気を持って、この会社にはオサラバしましょう。

 

そうすることに、した。

 

たかが世界の終わり レビュー

こんにちは、世界と戦っているおーえるです。

今日自分が就活中に書いてるブログをみて笑いました

自分じゃないみたい。死ぬ勇気はないけど生きる元気もないっていってた

あんた生きてるから大丈夫だよ、仕事はくそつまんないけどね、といってあげたい

 

昨日有楽町のヒューマントラストシネマで 新鋭の監督「クザヴィエ・ドラン」のたかが世界の終わり っていう映画を見てきたよ

トムアットザファームは渋谷の小さな小さな映画館、アップリンクでやってたね。やってるな、と思って見ていません。

どんどん公開劇場が大きくなってて世間から注目度の高さが伺えます

そしてお洒落映画好きの皆さんがこぞってインスタにあげている。そんなドラン監督

クザヴィエ?グザヴィエ?だけでもインパクト大なのに、ドランだからね

もうなんだか新鋭感が名前からも溢れています

マミーをみて、なかなか可愛いパッケージに反した中身と、oasisのwonderwallが凄まじく心に突き刺さり、一度見たら忘れない映画になりました。いや、もう一度みる勇気がない。wonderwallのシーンは最高なんだけど、心が苦しすぎて、しばらく見れない。美しいんだけど、痛い。それはまるで3年まえに登った富士山のようです。

 

それましたが、たかが世界の終わり。

たかが、と世界の終わり。どういう意味なんだろ、

少し厨二心を引き寄せるタイトルです。

 

全くあらすじを読まずに観にいきました。

12年ぶりに実家に帰るムスコ、ルイ。

どうやら自分の死が近いらしく、それを伝えに戻ってきた。

それを出迎える母、妹、兄、兄嫁。

けばけばの母に、頭の悪そうな妹、短気な兄に、つまらない兄嫁。

開始早々、なんだか嫌な予感を感じる。

そんな中に突如戻ってきた才能の溢れる劇作家で美青年のルイ。

もう明らかにルイとそれ以外の空気が違う。

ルイだけ洗練されたオーラを身にまとっている。

母、兄、妹は、品がないのである。

すぐに始まる口喧嘩。終わらない皮肉。

そんな中悲しそうに、その空気に溶け込んでいる、溶け込まされている兄嫁。

この兄嫁は、マリアンヌにも出演中のフランスの美人女優さん。名前が出てこない。

大好きなBIGFISHにも出ていたひと。

超美人なのに、超不幸そう。なんで兄と結婚したんだろ・・って思うはず。

 

主人公のルイは、口喧嘩にも参加しない。いや、できないのか

時折ふっと微笑むのは、そんな空気さえ愛おしいと感じているからなのか、

12年前に出て行ったことを後悔していない安堵からなのか・・・

 

ルイは主人公なのに、全然話さない。

汗と、目の動きで、存在を伝える。

 

死が近いことを伝えに来たのに、話し出すこともできず、時間は過ぎる

みんな年をとったのに、言い争いは絶えない

その光景は、ルイにどう映ったのだろうか

家族の繋がりというものは、切り離したくてもなかなか離せない

言い争っていても、また元どおりで朝が来るなら、それは幸福だと思う

ルイはその輪に入りたかったのか?

 

ルイの静けさが逆に浮いていて、静と動、死と生みたいな対比感がよくわかる

あと汗がすごい

総じて暑苦しい

それがさらに家族を苛立たせるし、見てるこっちもモヤモヤしてくる

 

 

ルイの死が近い理由もわからなかった。

病気なのか、自死する気なのか。

 

どちらにせよ、はっきり答えのない映画。

ヒロインもいなければ、ロマンスもない、

起承転結もない、そんな映画。

 

でも嫌でも家族に惹きつけられるし、

ああもう一回みたいなと思ってしまう。

 

 

新鋭だなあ