せかい

何者でもない私から、何者でもないあなたに向けて

9月1日におもうこと

学校なんて行かなくてもいいよと、

昨晩からあちこちで見かけるね

どうやら夏休みの9月1日は死んでしまう子供が多いらしい。

 

私も中学生の時、仲良かった友達との喧嘩が原因で傷つく出来事がたくさんあったから、つい死んでしまおうと思ってしまう子の気持ちがよくわかる

いじめぐらいで死ぬなと、いじめられたことのない人やメンタルの強い人はいうけれど、中学生にとっていじめや噂、居場所がなくなることっていうのは死活問題であって、失ったら生き方がわからなくなってしまうような細くてもろい空間なんだよ

大人になったら3年なんて光の速さで通り過ぎていくけれど、あのころの3年は途方にくれるほどながく、適当にこなして通り過ぎてくれるほど優しい時間ではない

我慢できないならしぬしかないと、そう思ってしまって無理もない

学校は一本の道しかおしえてくれない。

我慢することが全てであり、我慢できない人、頑張れない人は頑張ってください、とにかくあなたが頑張ってください、問題を解決してください、乗り越えてくださいということを繰り替えし繰り返しすりこまれていく

これがのちに会社員を生む

会社員も同じ。やめたい、でもやめたらいけない。辛いけど自分が悪い、乗り越えられない自分が悪い。やめたら自分には何も残らない、しぬしかない・・

そんな風に、そんな考えをもつように育てられてると思う(個人の意見ですよ)

 

いじめをこっちの努力やなんやらかんやらでみんな仲良しハッピーエンドに持っていける人なんてごくごくごく一部だし、珍しいからドラマ化する

無理に頑張って近づく必要なんてない、

 

辛いなら

逃げてしまえばいい

逃げることは悪いことでも恥ずべきことでもなんでもない

生きるために場所をかえることは知恵である

 

いじめにあってもう人生絶望のどん底、

頑張れとしかいってくれない両親

そんな私がとった生きる知恵は、転校でした。

 

今思えば、あの頃の自分の生命力は結構すごかったと思う。

もう死んでしまおうと思ったけど、やっぱり勉強したかったし

世界をもっとみたかったから、隣の学区の中学に転校した。

あっさり転校できたと思ってたけど、お母さんが色々手続きしてくれてたんだろうな。

 

あの頃は音楽に助けられた。

東京事変の落日ばっかり聴いてた

なんかわかんないけど、すごく染みてた

あとBUMPも。今も大好きだけど。

前の中学の登校最終日の帰り道は一生忘れないね。

すごいすがすがしかったわ。

自由だ!新しい人生生きてやる!って思ってた。

落日聴きながら帰ったなあ。懐かしい。

あの選択は本当に正しかった。

人生で初めての選択だったと思う。

 

人には向いてる場所があると思う。

人生はその場所に向かっていくための物語でしょう。

間違った場所に行ってしまったら、変えていいと思うんだ。

生きていればいいんだよ。

夢や目標なんてなくてもいいんだよ

ただ生きていれば、それでいいんだ。

これを読んでる人も、今生きている。

 

日本は逃げを悪としすぎ。

逃げるって言葉をネガティブワードにしすぎ。

どんどん逃げて、逃げて逃げてたどり着けばいいんだよ。