2019-02-24 覚めて 目が覚めて、朝迎える わたしの朝は、わたしが目を開けた時はじまる 夢をみていた 夢のような夢だった 私は少女に戻り、日を巡っていた 頭を切り替えるために服を切り替えて、電車に揺られる。 ああ、そうか。 私はもう、あの頃には戻れない。 もう、朝礼を受けたり、校舎の影から夕日をみることはない。 きみの背中をおいかけることも、ない。 そのことに気づいたのは、卒業式から9年も経った冬の日だった。